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複数テクニカル分析の組合せ


MACDを活用した買いタイミングのサイン

それでは、より売買タイミングの確度を上げるため、テクニカル分析指標組み合わる方法をご紹介したいと思います。ここでは、人気テクニカル分析手法の「MACD」と「ストキャスティクス」の組合せについて紹介したいと思います。まず、重要なポイントを2点ご説明しましょう。

(1)MACDが「0」以下でゴールデンクロスが発生したことを確認する
(2)ストキャクティクスが2本とも15以下であることを確認する

判断の流れも①→②の通りとなりますので、基本的に優先する指標はMACDです。特に、MACDの傾きに注目してみると、MACDが0よりも下に位置しているだけでなく、その傾きがゆるやかになり、傾きが殆どなくなった時ほど、しっかりと様子を見ましょう。

また、補助指標となるストキャスティクスにも気を配ることも忘れないで下さい。具体的には、ストキャクティクスの買いゾーンの判断です。初心者の方は、ストキャスティクスの買いタイミングは「30」程度と見聞きした方も多いかと思いますが、30程度ですと実際には相場が動かない(反転しない)場合がありますので、ここでは少しシビアな数値を設定することが大切です。

これらの丁寧な指標の見方・組合せ方により、精度が高い分析が可能になりますので、中級者の方は是非しっかりと分析する練習をしてみましょう。練習の方法は簡単です。3ヶ月~6ヶ月分程度のローソク足に対しMACDとストキャスティクスを引いて、上記で説明した通りに、売買タイミングが出ているか確認するのが手っ取り早いですので、是非試してみて下さい。

ボリンジャーバンドを活用した買いタイミングのサイン

続いては、ボリンジャーバンドとストキャスティクスを組み合わせて、買いタイミングを見極める方法についてご紹介しましょう。この方法は、一定の狭い範囲を相場上下しているレンジ相場において有効です。

このレンジ相場に、ボリンジャーバンドを組み合わせると、ボリンジャーそのものも横ばい状態となっているケースがあるため、このバンド幅を活用しようという訳です。それでは、この方法を利用するにあたって、重要なポイント2つをご紹介しましょう。

(1)ローソク足がボリンジャーバンドの下を抜けたら「買い」だと判断する
(2)「ダマシ」に遭わないようにストキャスティクスを確認する

上記のポイント1つ目で説明しましたが、こういう相場の場合はローソク足がボリンジャーバンドの下位バンド(中心より下のライン)に到達した時か、或いは下へ抜けると自律的な反発狙いの買いタイミングだと判断出来ます。

但し、ポイントの2つ目でも説明しましたが、ボックス相場の際には、「ダマシ」が発生する場合があり、バンドを下抜けたまま、下降トレンドに突入するというケースもあります。そうしたダマシに引っかからないようにするためにストキャスティクスを活用する訳です。

そのため、ボックス相場でのボリンジャーバンドを利用した逆張り狙いでの、買いタイミング見極めを多用しがちな方、及び初心者から中級者でこの方法を活用して利益を出そうとお考えの方は、ボリンジャーバンド以上にストキャスティクス側で買いサインが出ているかどうかを気にするようにしましょう。

%Rを活用した買いタイミングのサイン

さて、最後にご紹介するのは「ラリー・ウイリアムズの%R」です。「%Rって何?」と思われる方が多いと思いますが、米国の有名な先物・株式トレーダーのラリー・ウィリアムズが開発した分析手法とだけ覚えておいて下さい(笑)

オシレーター分析に分類され、買われ過ぎ、売られすぎ水準を見るために使用されます。これまでの指標と大きく異なるのは、目盛りの読み方が逆転しています。 目盛りは0~-100までの数値で表され、買われ過ぎは-20以上、売られ過ぎは-80以下のレベルであることに注意して下さい。何故かと言いますと、算出する式に起因するからです。

<算出式>=(N日間の最高値-当日終値)÷(N日間の最高値-N日間の最安値)

しかし基本的には一定期間の価格変動幅の中で、直近の終値が相対的にどのレベルにあるかを計り、買われ過ぎ、売られ過ぎを判断することにかわりありません。

%Rは、短期売買用に考案されたオシレーター分析であり、特に逆張り派に多く利用されています。他のオシレーター分析よりも敏感に反応することが特徴ですが、その反面、敏感過ぎて「ダマシ」が多く出現する欠点もあります。そのため、そのダマシを打ち消すために、これまでご紹介してきた、ストキャスティクスと併用することで、売買タイミングを見極める精度を向上させる訳です。