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雲をつかむような「一目均衡表」

雲をつかむような「一目均衡表」

波動論・トレンド系分析方法の最後としてご紹介するのが、「一目均衡表」です。一目均衡表とは、一目山人という雅号(ペンネーム)の方が開発したテクニカル分析の手法です。ローソク足に、転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンという5つの線を組み合わせ、これらの交わり具合や線で囲んだ部分を雲に見立て、売買のタイミングを見極めます。

この一目均衡表を使うにあたってのポイントは、雲とレートとの関係です。先行スパン1と先行スパン2に囲まれた部分が『雲』で、この雲よりレートが上にある状態を「下値支持帯」と呼びます。これは、相場が上昇トレンドにあることを示しています。逆に、レートが雲より下にあることを「上値抵抗帯」といい、下落トレンドにあると考えられます。

雲の上からレートが下がって行くと、途中で雲に突入します。もし、そのまま下がれば下落トレンドになるわけですが、雲に入るとなかなか雲を突破することができず、上下どちらに行くかその方向性を見失いやすいとされています。逆に、簡単に突破した場合は、新しいトレンドに変わろうとする勢いが強いものとみなされます。

もう一つ重要なポイントは、基準線と転換線の位置関係にあります。それぞれの線の計算式は次の通りです。

 ・転換線=過去9日間の高値と安値を足し、2で割ったもの
 ・基準線=過去26日間の高値と安値を足し、2で割ったもの

この2つの線の位置関係がどのようになれば良いか言いますと、移動平均線におけるゴールデン&デッドクロスの考え方と同じです。つまり、短期間のトレンドを表す転換線が、やや長い期間のトレンドを表す基準線を上回ると「ゴールデンクロス」と判断されます。逆に転換線や基準線を下回ると「デッドクロス」と判断されます。このように、一目均衡表は複合的な分析方法を併せ持つため、非常に精度が高い売買タイミングを見極めることが出来ると言えます。